谷山浩子「LADY DAISY」、もしくは「Like A Rolling Stone」

表記の2曲の歌詞についての他人の空似です。谷山さんの「LADY DAISY」はふとした、しかし運命的な出会いが結婚に続く幸せな歌なのだがなぜか不気味な雰囲気も感じられる。自分の力ではどうしようもない強い力というものは恐ろしいものではないか。瞬間的に歌詞がニアミスするのはここだ。


  LADY DAISY 彼が呼んでる
  きみは知ってる もう逃げられない

      谷山浩子「LADY DAISY


  Go to him now, he calls you,
  you can't refuse

      Bob Dylan「Like A Roling Stone」


谷山さんの該当箇所は、


  はじめて心ゆさぶる歌を
  身じろぎもせずに きみはきく


という歌詞から続きます。周りの人から愛されている「LADY DAISY」が「はじめて心ゆさぶる歌をきく」という箇所からは、それまでは内心は孤独だったことが分かります。
 「たんぽぽサラダ」アルバムに収録されていますが、ころがり回るような楽しそうな音楽であっても、2曲目の「パセリパセリ」以降は怖い曲ばかりですね。http://mysound.jp/music/detail/tT8B9/